このミニピアノのページを見てご連絡くださる方々の多くは、鍵盤数の少ない可愛いアンティークピアノに興味を持たれてということなんですが

他にも様々な目的を持ってご連絡頂く場合があり、それは私にとってとても興味深いことなのであります。

前述の次に多いのがスペース的なご要望で、なんとかここにピアノを置きたい!と…間口の制限というのがほとんどでしたね、

そして日常的にピアノを弾くという方々ばかり、 なので別に鍵盤数は...変な言い方ですが...多くてもかまわない。

そんな中で腰窓より背の低いピアノというご要望があって 「あの時このピアノがあったら…」という思いから88鍵盤ではありますが、

このページに掲載させていただこうと思った次第なのです。

1963 YAMAHA ドロップアクション スピネット

¥480,000

1963年は私の生まれ年でもありシンパシーを感じての入荷

ということでもありました。

写真ほど塗装の状態はよくないのですが、でも61年前の

塗装とも思えない。

色は鮮やかなのに表面がイマイチなのです。


おそらく以前に全塗装していて下地塗装はポリエステル等の

新しい素材で塗っていてトップラッカーにしている。

そのラッカーがリムーブしているような感じなのです。

(確証はありませんが・・・)

ちょっとわかりにくい説明なのですが、まあ気になる方は

実物をみてご判断ください。


まさに腰窓の前に置くために造られたようなピアノです。(右写真)

景色のいい腰窓の前にどんと置いていただき、お外を眺めながら弾いてやってください。

海を見下ろす窓ならソーダ水でも飲みながら...

四季の移り変わりやら、窓からの風を感じながら弾いていただくのもいいですね。


真ん中のペダルの魔法の効果もお試しあれ!

譜面台はオリジナルではなく作り直してあるようです。

色も合ってないですよね。

たとえばもっと幅を広く、そして傾斜を緩くしてみるといいかなと、

そして鍵盤のギリギリ後ろのところまで手前にもってきたら

結構見やすいと思うし。

譜面を書いたり、楽譜に書き込みをするにもその方が

使い勝手がいいんじゃないかなと思っています。

なかなかいいアイデアだと思うので是非やってみたいし、ご希望

頂けば料金内で造作させていただきます。

ドロップアクションです。

鍵盤の奥にアクションがめり込んでいるような感じです。

鍵盤蓋はスライド開閉で左写真の金具はそのためのものです。

背の低いピアノですが以外にブリリアントな音色を持っています。